パジェロミニは買ってはいけない?その判断、間違っていませんか?

パジェロミニ 買ってはいけない」と検索しているあなた。
もしかすると、「評判が悪いって本当?」「壊れやすいって聞いたけど…」と、購入を迷っているのではないでしょうか?
この記事では、ネットに溢れるネガティブな情報に惑わされず、“なぜそう言われるのか”の本質を掘り下げたうえで、冷静かつ前向きな判断ができるように構成しています。

パジェロミニは、軽自動車でありながら本格4WDを搭載し、個性的な魅力を放つ一台です。向き・不向きがハッキリしている車だからこそ、「合う人にとっては最高の相棒」になり得ます。

以下のような疑問や不安を持つ方は、ぜひ最後までご覧ください。

▼この記事を読むと分かること:

  • パジェロミニが「買ってはいけない」と言われる本当の理由
  • ネットの評判に潜む“誤解”と“真実”の見極め方
  • 中古市場での価格差と評価のギャップ
  • 購入前に確認すべき壊れやすい部位のチェックポイント
  • 燃費・維持費・乗り心地のリアルな実態
  • どんな人が買って後悔する?買って正解な人の特徴とは
  • 掘り出し物を見抜くための選び方と注意点




なぜ「パジェロミニは買ってはいけない」と言われるのか?

一部のネット検索で「パジェロミニ 買ってはいけない」というワードが表示されるのは、車に重大な欠陥があるからではありません。

多くの場合、ユーザーの期待や使い方と車の個性が一致しなかったことが原因です。

軽自動車でありながら、本格4WDの性能を持つパジェロミニは、実は尖った性能を持つ“通好み”の一台。万人受けしにくい部分があるため、「向いていない人」が買うと後悔することがあるのです。

この章では、よくあるネガティブ評判や中古市場での価格と評価のズレ、実際に「後悔した人」の共通点を整理し、冷静に判断するための土台を作っていきます。

ネット上に広がるネガティブな評判とは

パジェロミニに関する代表的な悪い口コミは、以下のようなものです。

よく見られる評判

  • 「燃費が軽自動車にしては悪い」
  • 「AT(オートマ)が壊れやすい」
  • 「車内が狭くて乗り心地が悪い」

しかし、これらには前提条件や誤解が含まれているケースも多く、冷静に分解すると以下のような実態が見えてきます。

評判内容実際のところ
燃費が悪いリッター10km前後。確かに現代の軽よりは劣るが、4WD+重量約1tの構造を考えれば妥当
ATが壊れる不具合報告あり。ただし、ATF無交換など整備不良車に集中している傾向が強い
狭い&乗り心地が硬いオフロード向けサスペンションの特性。街乗り快適性は低めだが、山道では◎

ネットの情報は「短所が強調されやすい」傾向にあります。パジェロミニの性能や設計思想を理解せずに語られたネガティブ評判を、そのまま信じるのは早計です。

中古市場での価格と評価のギャップ

パジェロミニの中古価格はピンキリです。

価格例(※2025年現在の中古相場より)

  • 低価格帯(10〜20万円)
     → 過走行・整備履歴不明・錆びや劣化あり
  • 中価格帯(30〜50万円)
     → 通常グレード・整備履歴あり・内装状態良好
  • 高価格帯(60万円以上)
     → VRターボグレード・限定モデル・極上車

一見安い車両を掘り出し物だと思って購入すると…

「納車1ヶ月で修理費10万円」
「エアコン効かない、AT滑る、最悪」

といったレビューを投稿する人もいます。

これは「パジェロミニが悪い」のではなく、「選び方が雑だった」だけの話。価格と状態が連動しているのは中古車の常識ですが、それが意外と見落とされがちです。

ポイント:

  • ターボ付きは高めでも価値あり
  • 整備記録が残っている車を優先
  • 4WD機構に不具合がないか要チェック

このように、「安いから買う」「見た目が良かったから買う」という理由だけで選ぶと失敗のリスクが高まります。




「買って後悔した」と感じた人の共通点

「買ってはいけない」と強く感じたユーザーには、いくつかの共通点があります。

共通する失敗パターン

  1. 燃費や快適性を重視していた
    • → パジェロミニは街乗り快適重視ではなく、悪路走破性を重視したクルマ。
  2. 価格の安さだけで即決してしまった
    • → 車両状態の確認を怠り、整備不良車に当たる可能性大。
  3. 維持費の事前計算をしていなかった
    • → オイル交換頻度やタイヤ価格など、実はコンパクトSUV並みにお金がかかる。

こんな人は後悔しやすい

  • 車に詳しくない初心者
  • 街乗り専用の軽を求めている人
  • 年間維持費を抑えたい人

逆に、「山道や雪道を走る人」「軽の中でも走破性を求める人」にとっては、これほど心強い相棒はいません。

購入前に知っておくべき「壊れやすい部位」とその背景

WEBCG様:画像引用

パジェロミニは、軽自動車でありながら本格的な4WD機構を搭載した希少なモデルとして、多くのファンに支持されています。

ただし、10年以上前に生産終了しているため、中古車として購入する際には「どこが劣化しやすいのか」を理解しておくことが重要です。

パジェロミニの信頼性は高いものの、設計年数と走行環境の影響で、注意すべき部位があるのも事実です。

ここでは、購入前に確認すべき3つの要素――ATミッション、ターボ&水回り、部品供給の現実について、実例を交えて詳しく解説します。

ATミッションの不具合と修理費の相場

パジェロミニで特に話題に上がりやすいのが、AT(オートマチックトランスミッション)周りの不具合です。特に2代目モデル(H53A/H58A)で報告例が多く、購入検討者は必ずチェックしたいポイントです。

主な症状

  • 発進時のもたつき(滑り)
  • シフトショック(特に2速→3速)
  • 冷間時にギアが入らない、または入っても空転する

原因

  • バルブボディ(油圧制御装置)のスラッジ詰まり
  • ATF(オートマオイル)の長期無交換

修理費用の目安

故障部位作業内容費用相場
バルブボディ清掃分解・洗浄・再組立て約3〜5万円
バルブボディ交換リビルト品使用約7〜12万円
AT本体交換リビルト品使用約20〜30万円

注意点

  • バルブボディ不具合の多くは整備不足の車両で発生しており、定期的にATF交換されていた個体では発生率は低め。
  • 購入前にはATF交換歴の有無・シフト動作の確認が必須。

まとめポイント
「壊れやすい」ではなく「メンテされてないと壊れやすい」が正確な表現。メンテ済み車両なら、むしろ長く乗れる安心感あり。




経年劣化しやすいターボや水回り部品の実態

ターボ付きエンジンはパジェロミニの大きな魅力のひとつですが、10年以上前の中古車となると、ターボチャージャーや冷却水関連のトラブルが起きるケースもあります。

劣化しやすい部品一覧

  • ターボチャージャー本体(オイル漏れ・異音)
  • ウォーターポンプ(異音・水漏れ)
  • ラジエーター(経年劣化による亀裂)
  • サーモスタット(開閉不良)

よくあるトラブル

  • エンジンルームからの白煙(オイルが燃えているサイン)
  • 水温計がすぐ上がる(冷却系の問題)
  • 冬場にヒーターが効かない(サーモスタットの不良)

修理費用の目安

部品交換費用目安
ターボチャージャー約8〜15万円
ウォーターポンプ約1.5〜3万円
ラジエーター約2〜5万円

対策ポイント

  • エンジン音や異音の確認
  • 冷却水の漏れ跡・にじみのチェック
  • 走行10万km超え車両は特に要確認

まとめポイント
ターボや水回りは“消耗品”として捉え、劣化前に交換されている個体を選べば安心。エンジン自体は丈夫で、10万km以上の走行にも耐える実績多数

部品供給問題とディーラー対応の現状

2012年に生産終了したパジェロミニは、一部の部品で供給が終了または遅延しているのが現状です。

とはいえ、「部品がまったく手に入らない」というわけではなく、工夫次第で維持は十分可能です。

よくある部品供給の懸念

  • 純正新品部品の在庫切れ(特に内装部品・モール類)
  • ドアミラー、ランプ類の生産終了
  • ゴムパーツやマウント類が経年で劣化するが在庫が限られる

代替手段

  • リビルトパーツ(再生品)の利用
  • 社外パーツ・流用品の活用(ジムニーや他車種との互換あり)
  • ヤフオクやメルカリでのパーツ入手も現実的手段

ディーラーの対応状況

  • 一部の三菱ディーラーでは部品在庫の検索・取り寄せが可能
  • メーカーからの供給が無理でも、工場系ディーラーが中古部品で対応するケースもあり

まとめポイント
部品供給はややハードルが上がっているものの、「買ってはいけない」と言えるほど深刻ではない。**知識と情報収集力があれば、むしろ“育てがいのある車”**です。




燃費・維持費・乗り心地…リアルなデメリットを徹底検証

パジェロミニは見た目の可愛さと、本格クロカン譲りのタフな性能で支持される一方、購入前に「燃費は?」「維持費は?」「乗り心地は快適?」と不安に感じる人も少なくありません。

確かに、街乗りメインの軽自動車と比較すれば、コストや快適性で譲歩が必要な部分はありますが、それは“設計の方向性が違うから”に他なりません。

ここでは、誤解されがちなリアルな数字や体験談をもとに、パジェロミニの実情を丁寧に解説します。「知らずに買って後悔」ではなく、「理解した上で納得して選ぶ」ための材料として、ぜひ参考にしてください。

軽なのに燃費が悪い?実燃費の目安

パジェロミニにおいて最も多くの人が気にするのが「燃費」です。

軽自動車=燃費が良いというイメージが先行しているため、ギャップを感じる方も多いようです。

実燃費の目安(グレード・駆動方式別)

グレード駆動方式カタログ燃費実燃費(街乗り)実燃費(郊外)
XR(NA)2WD約16km/L約10〜12km/L約13〜15km/L
VR(ターボ)4WD約14km/L約8〜10km/L約11〜13km/L

※実燃費はユーザー投稿やレビューから算出した目安です。

なぜ燃費が悪く感じるのか?

  • 本格4WD機構を備えているため、車重が1トン前後と重め
  • ギア比が低めで、エンジン回転数が高くなりやすい
  • ターボ車はパワーはあるが燃料消費量も多い傾向

とはいえ…

  • 雪道や山道でも安心して走れる車と考えれば、妥当な燃費水準
  • 街乗り専用の軽と比較するのは、設計目的が違うので不公平

まとめポイント
「軽なのに燃費が悪い」と感じる人は多いが、設計思想が違えば基準も変わる。走破性と安心感のための燃費性能と捉えれば納得できるはず。




オイル交換・タイヤ・税金…維持費は本当に高いのか

軽自動車は維持費が安いと思われがちですが、パジェロミニは“本格4WD”という性格上、平均的な軽と比べてコストがかかる部分もあります。

主な維持費の内訳(月平均換算)

項目概要コスト目安(年間)
自動車税軽自動車一律約10,800円
車検(法定費用+整備)2年ごと約5〜7万円
任意保険(20代男性)車両保険あり年間約6〜10万円
燃料費(年間8,000km)実燃費10km/L, ガソリン180円換算約14〜15万円
オイル交換(3,000kmごと)工賃含めて約1〜1.5万円/年
タイヤ(4WD専用サイズ)2年に1回程度約3〜5万円(1セット)

維持費が上がる要因

  • オイル交換の頻度が多め(3,000〜5,000km推奨)
  • 4WD向けタイヤは割高(サイズ・耐久性重視)
  • ターボ車の方が保険料率がやや高い場合も

対策・節約のコツ

  • 通勤や街乗り中心ならNA・2WDモデルを選ぶのも手
  • 中古のスタッドレスタイヤなどを上手に活用する
  • 整備記録の残った車両を選ぶことで初期修理を抑える

まとめポイント
一般的な軽自動車よりは維持費がかかるのは事実。ただし、使い方とモデル選びで十分コントロール可能。安心感・走破性という“価値”とのバランスで考えよう。

狭さ・振動・騒音…乗り心地に関する正直な声

最後に、「乗り心地」に関して。ここは事前にしっかり把握しておくことで、購入後の後悔を防ぐポイントになります。

実際のユーザー評価から見る“快適度”

評価項目コメント例
室内の広さ「運転席・助手席は問題ない」「後席は子供用と割り切る」
振動・突き上げ「段差でガタガタする」「舗装の荒い道だと気になる」
騒音「加速時のエンジン音が大きい」「遮音性は軽レベル」

なぜ乗り心地に差が出るのか?

  • サスペンションはオフロード仕様(硬め設定)
  • 軽の中でもフレーム構造が頑丈=路面の情報が伝わりやすい
  • 遮音材が少なく、車内に音が入りやすい設計

逆に言えば…

  • 悪路では地面をしっかりとらえてくれる安心感あり
  • 軽量かつタフな構造なので、道を選ばず走れる自由さがある

まとめポイント
街乗りで快適さを求めるなら他の軽が向いているが、走破性を活かす場面では圧倒的な信頼感がある。乗り心地は“目的次第”で評価が分かれるポイント。




「それでも買いたい」人が見るべき注意点と選び方

これまでの章で「パジェロミニは万人向けではない」ということを解説してきましたが、それでも「見た目が好き」「山道で使いたい」「本格的な軽4WDが欲しい」という方にとっては、これほど心強く、魅力的な1台はありません。

重要なのは、“自分に合っているか”を見極め、状態の良い車両を適切に選ぶこと。

ここでは、購入時に失敗しないための具体的なチェックポイントと、年式ごとの違い、そして「選ぶべき人・選んではいけない人」の特徴までを整理してご紹介します。後悔しないパジェロミニ選びのための実践的ガイドです。

後悔しないためのチェックポイント5選

パジェロミニを中古で購入する際に、必ず確認しておきたい5つの重要ポイントを以下にまとめます。

✅1. ATの変速ショックと滑り

  • 試乗してみて2速・3速の変速に違和感がないか確認
  • 特に冷間時の変速ショックが大きい個体はバルブボディ不具合の可能性あり

✅2. ターボ音・異音の有無

  • ターボ付きモデル(VRなど)は異音や白煙が出ていないかチェック
  • オイル管理が甘かった車両はタービンが劣化しやすい

✅3. 足回りの状態

  • ブッシュのへたり、アーム類の錆、リアの突き上げ感に注意
  • オフロード使用歴がある場合は下回りチェックが必須

✅4. 冷却系(ラジエーターウォーターポンプ

  • 冷却水漏れ跡や水温の異常上昇がないか確認
  • ヒーターが効かない=サーモスタット不良の可能性あり

✅5. 整備記録簿・オイル交換歴の有無

  • 「きちんと整備されてきたか」は価格より重要
  • ATF・デフオイル・冷却水の交換歴があると安心感が大きい

ポイント
「安く買う」ではなく「コンディションで選ぶ」が鉄則。メンテ歴のある車両を選ぶだけで、将来の出費が大きく変わります。




買っていい年式・避けるべき年式とは

パジェロミニは1994年の登場から2012年まで生産されたロングセラーモデルですが、年式によって仕様や弱点に違いがあります。

年式ごとの特徴と選び方の目安

年式特徴買い推奨度
1994〜1998年(初代)3速ATが主流、出力控えめ★★☆☆☆(故障リスク高)
1998〜2002年(2代目前期)4速AT導入・安全装備改善★★★☆☆(状態次第)
2003〜2008年(2代目中期)ターボ性能向上・装備充実★★★★☆(良好)
2009〜2012年(最終型)特別仕様車・部品供給◎★★★★★(最も安心)

避けるべき個体の例

  • 初期型(94〜98)で整備歴が不明な車両
  • 過走行(15万km超)かつオイル交換歴のない車両
  • “車体価格だけ”が安すぎる出品(修復歴や欠品リスク)

ポイント
特におすすめは2003年以降の中期〜最終型。10万円以上高くても“安物買いの銭失い”を防げます。

パジェロミニを選ぶべき人、選んではいけない人

パジェロミニは決して“誰にでも”勧められる車ではありません。ただし、「これが欲しかった!」とハマる人には、これ以上ないパートナーになります。

ここでは、選んでよかった人と後悔した人の傾向を比較しながら、あなたがどちらに近いかを判断してみてください。

✅選ぶべき人

  • 雪道・山道など悪路での使用が多い人
  • 軽SUVでも本格的な4WDを求める人
  • 自分でメンテナンスや整備記録を把握できる人
  • 他と被らない個性的な軽が欲しい人
  • 中古車選びに慎重な姿勢を持っている人

❌選ばない方がいい人

  • 毎日の通勤で“燃費最優先”の人
  • 乗り心地や静粛性に高い快適性を求める人
  • 車の知識や整備に全く自信がない初心者
  • とにかく価格が安い軽を探している人

ポイント
パジェロミニは「こだわりと理解」がある人の手に渡れば、10年以上愛され続ける相棒になります。選び方を間違えなければ、「買ってよかった」と心から言える車です。




結論|買ってはいけないのは●●な人だけ!冷静な判断を

「パジェロミニは買ってはいけない」と言われがちですが、それは本当に“すべての人”に当てはまる話なのでしょうか?

答えは明確です。パジェロミニを買ってはいけないのは、“自分の使い方に合っていない人だけ”です。

車選びは、その人のライフスタイル・運転環境・価値観に深く結びつくもの。街乗り中心で静かな乗り心地を求める人には合わないかもしれませんが、悪路や雪道に強く、コンパクトで扱いやすい4WDを探している人には理想的な一台です。

ネットのネガティブな声だけで判断するのではなく、他車種との違いや中古市場の動きにも目を向け、冷静な判断をしてみましょう。

ネットの声に惑わされずに考えるべきこと

インターネット上では、「パジェロミニは燃費が悪い」「ATが壊れやすい」「乗り心地が悪い」といったネガティブなレビューが目立ちます。

ですが、それらはすべての個体に当てはまるわけではありません。

なぜネットではネガティブが目立つのか?

  • 満足している人はあまり書き込まない(不満の方が声が大きい)
  • 激安で購入→不具合発生→「壊れやすい」と投稿する構図
  • 正しい使い方を知らずに性能を活かしきれなかったユーザーの投稿が多い

一方で、丁寧にメンテナンスされたパジェロミニに乗るオーナーの間では、高い満足度と愛着が語られることが多いのも事実です。

実際にSNSやブログなどでは、
「雪道の安心感が段違い」
「20年選手でもエンジン元気」
「街中で他と被らない存在感が嬉しい」
といったポジティブな声も少なくありません。

どう考えるべきか?

  • 購入前に「悪評の理由」を自分の使い方に照らして判断する
  • ネットの声は“ヒント”程度にし、実車の確認・現車の状態で判断する

まとめポイント
「買ってはいけない」と決めつける前に、“自分にとって合うかどうか”を判断軸にすることが、パジェロミニ選びで後悔しない最大のポイントです。




他の軽SUVとの比較で見えてくる「真価」

パジェロミニを評価するうえで、他の軽SUVと比較することは非常に有効です。

特に、スズキ・ジムニーとよく並べて語られますが、それぞれの“個性の違い”を理解することで、パジェロミニの「真価」が見えてきます。

パジェロミニ vs 他の軽SUV 比較表

比較項目パジェロミニスズキ ジムニーダイハツ テリオスキッド
デビュー時期1994年〜2012年1970年代〜現行1998年〜2012年
駆動系フルタイム4WD・一部パートタイム4WDパートタイム4WDフルタイム4WD
ボディ丸みを帯びた柔らかい印象無骨で角張った形状コンパクトで乗用車的
街乗り適性○(2WDモデルもあり)△(MT多め、乗り心地硬め)
悪路走破性◎(最低地上高195mm)◎(ラダーフレーム)
リセール

パジェロミニの“真価”とは?

  • 街乗りにも溶け込めるデザインと実用性
  • ジムニーほど硬派すぎず、乗用車的な快適さも両立
  • 中古価格も抑えめで、コスパの高い軽4WD

まとめポイント
ジムニーよりも“万人向け”、かつテリオスよりも“走破性あり”。パジェロミニは絶妙なバランスで成り立つ、隠れた名車です。

選び方次第で“掘り出し物”になる可能性も

「壊れやすい」と言われるパジェロミニですが、裏を返せば“選び方さえ間違えなければ長く使える車”でもあります。

むしろ、知っている人だけが手に入れている“掘り出し物”の宝庫です。

掘り出し物の特徴

  • ワンオーナーで丁寧に整備されている個体
  • ターボ付き+4WDでも走行距離が少ない
  • ATF・冷却系・足回りのメンテが履歴で確認できる車

掘り出し物の見つけ方

  • 価格だけで飛びつかない(特に20万円以下は要注意)
  • 整備記録簿・点検記録が残っている車両を狙う
  • 車両下部(特にフレーム周辺)の錆の有無をチェック
  • 信頼できる販売店で、試乗が可能な販売方法を選ぶ

なぜ“狙い目”なのか?

  • 中古市場ではジムニーに注目が集まりがちで、パジェロミニは値上がりが遅い
  • 走行5〜6万km台で50万円以下の良質車が見つかる可能性あり

まとめポイント
“壊れやすい”ではなく、“正しく選ばないと当たり外れがある”のが本質。
パジェロミニは、知識と目利き力がある人にとっては、コスパ最強の相棒になる車です。




【まとめ】

この記事では、「パジェロミニ 買ってはいけない」と言われる背景を多角的に検証し、本当に向いていない人と、逆におすすめできる人の違いを明確にしてきました。

パジェロミニは、設計思想や走破性の方向性が明確であるため、万人向けとは言い切れませんが、使い方や価値観が合う人にとっては“唯一無二の軽SUV”です。

情報の見極め方・選び方・車両状態のチェックなどを踏まえて、自分にとって“買い”かどうかを判断してみてください。

▼記事の重要ポイントまとめ:

  • 「買ってはいけない」と言われる原因は、“車の欠陥”ではなく“期待とのズレ”
  • 整備記録や走行状態を確認すれば、壊れにくく長持ちする車も多い
  • 燃費や維持費は街乗り重視の軽より高めだが、走破性と安全性は◎
  • 年式・グレード選びが失敗と成功の分かれ道
  • 「買ってはいけない」のは、自分の使い方と車の性格が合わない人だけ




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